マルニコレクションのデザイナー深澤直人とは?

マルニコレクションのデザイナー深澤直人とは?

こんにちはFELICEオンラインスタッフです。
マルニコレクションを語る上では外せないデザイナー深澤直人氏をご存知でしょうか?

深澤直人さんといえば、シンプルで新鮮でスタイリッシュという言葉が似合うデザインを数多くデザインされている、日本のみならず世界でも大人気のデザイナーさんです。

なぜ彼の作品はこんなにも人を魅了し、ファンが多くいるのでしょうか。

そしてマルニコレクションとはどのようなご縁があったのでしょうか、解説したいと思います。

 

マルニコレクションとは?

マルニコレクションは日本を代表する木工家具メーカーの一つであるマルニ木工が手掛けたブランドです。

世界的なデザイナーと共に日本から発信しており、国際的なプロダクトデザイナーである深澤直人、ジャスパー・モリソン、そしてセシリエ・マンツが開発パートナーとして参加しています。

特に深澤直人による「HIROSHIMA」シリーズは、現代における名作椅子として高い評価を受け、世界中のプロジェクトで採用されています。
国際的なデザイン感覚と日本独自の木材に対する美意識、そして精巧な構造が融合した製品は、マルニ木工による「日本から世界に発信する家具」の象徴であり、匠の技が生み出した美の結晶です。

ビジョンとしても「100年経っても世界の定番として愛される、精緻で優れたデザインの木工家具」
と掲げており、それを実現するためにもマルニ木工の工場では、材料の選別から部品加工、組み立てや塗装・張りなど、木工家具生産に関わる全ての工程を一貫して行っています。
「木と向き合う」「二度と同じ木目に出会えない」「みんなその気持ちよさを知っている」
そんな木の特徴を知り尽くした職人たちが、独自の感性と長年の経験で培われた技術・技能を生かし、長く使っていただける家具をつくっています。


深澤直人氏とは?

深澤直人
1956年に山梨県で生まれた日本のプロダクトデザイナーです。2003年NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立し、デザイナーとして様々なプロジェクトを手掛けておられます。

現在は、イタリア、ドイツ、アメリカ、スイス、スペイン、中国、韓国、タイ、台湾、シンガポール、フランス、ポルトガル、スウェーデン、フィンランドなど世界を代表するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がけています。

近年イサム・ノグチ賞を受賞したことから、卓越した造形美と静かで力のあるデザインを実現してきたことがあらわとなります。

コンセプトとしては

「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表わすとともにデザインの具体を通してその実践を続けています。

また、デザインのみならず、デザインを通して対象の本質にせまる力、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ています。

 

新しい定番として世界に発信する「MARUNI COLLECTION」の開発

マルニ木工が作るべきものとは何か、原点とは何かを探るため、開発パートナーとしてプロダクトデザイナーの深澤直人を迎え、100 年使っても飽きのこないデザインと堅牢さを兼ね備えた家具づくりをめざし、2008年に「MARUNI COLLECTION」を発表しました。

その際にひとつの成果として2008年から発表しているのが、「HIROSHIMA」シリーズです。

「今まで世界の定番になってきた木の椅子には、デザインというよりは工芸的な手作りの温もりがあります。人間的な温もりがありながら、精緻で清浄なイメージがこのコレクションで目指すものです」と深澤直人氏は語ります。

国際的なデザイン感覚と日本独自の木に対する美意識、そして精緻なモノづくりの技が融合したこのプロダクトは、マルニ木工にしか生み得ない「日本から世界に発信する家具」であり、匠の技が生んだ美しさの結晶です。

2010 年より深澤直人氏をアートディレクターとして迎え入れ「MARUNI COLLECTION」を世界に誇る日本発の家具ブランドとして確立するため、新たな一歩を踏み出しました。そして 2011年にジャスパー・モリソン、2022年にセシリエ・マンツが新たにデザイナーとして参加し、更なる高みを目指し世界に通用する日本の美しい家具づくりを進めていきます。

 

「デザイナーの要望が100%通ってしまうのではなく、そこに技術者の経験に基づく知識やアイディアなど押し返しがあって、はじめて練り上げられた製品になる」

マルニ木工はこうした考えを共有し、まさに共創によって作品を生みだしています。

特に「HIROSHIMA」シリーズは、木に対する日本的な美意識やそれを生活文化の中で生かしてきた技術を反映させ、無塗装に近い自然な木肌の仕上げを用いています。

2009年のミラノサローネで展示した「HIROSHIMA」シリーズには多くの注目が集まり、現在では、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、アメリカを始め、世界29か国(2020年現在)において展開されるコレクションに成長しました。

世界的なデザイン感覚と日本独自の木に対する美意識、そして精緻なモノ造りの技が融合したこのプロダクトは、マルニ木工にしか生み得ない「日本から世界へ発信する家具」であり、匠の技が生んだ美しさの結晶です。



デザインの特徴:「溶ける」背もたれ

HIROSHIMAアームチェアの一番象徴的な部分でもある、背もたれからアームにかけての接ぎの部分のことを溶ける背もたれと呼んでいます。HIROSHIMAのアームチェアは有機的な造形で2次元の図面上では確認できない曲線がたくさんあります。

“トカス”とは、木の表情をより柔らかくする、面を磨き落とす、山の稜線のようにぼかすといったニュアンスを表現しています。原寸の試作品を見ながら一つ一つ最適な線がどこなのかを試行錯誤し、HIROSHIMAアームチェアが出来上がりました。

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「HIROSHIMA」だけじゃない、深澤直人デザインの魅力商品

 
Roundish ラウンディッシュシリーズ

どこに触れても丸みの感じられるやわらかいフォルム。背板の曲がりと座板の輪郭は呼応するようにそろえられ、後ろから見た姿が特に美しい造形です。

アームがなくても身体をすっぽりと包み込む心地良さ。立体的に成型された背座シートによって、身体の動きにフィットする快適な座り心地です。

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Tako タコ

彫刻のように木を削り出すことで生まれたTakoアームチェアです。

背もたれから枝分かれしたように繋がるフレームや、しなやかなカーブを描いた座面形状。やわらかい曲線でかたちづくられたシルエットは、印象的でありながら清らかな静けさをまとっています。

ゆとりのある広い座面と途切れのないなめらかなフレームは、ゆったりと包みこむように身体を支えます。ゆるやかに湾曲したアームはどの角度からも握りやすく、自然と手をそえたくなるような心地良さ。

ダイニングシーンだけでなく、ワークスペースやくつろぎの場に置くパーソナルチェアとしてもおすすめのアイテムです。

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MALTA ダイニングテーブルシリーズ

木の温もりや力強さを感じられる無垢天板のテーブルです。厚み30mmの天板とやや太い円柱の組み合わせです。

シンプルなパーツで構成された安定感のあるフォルムは、そのバランスに工夫をこらして設計されています。どの椅子を合わせても調和がとれ、美しい空間ができます。

木のもつ豊かな表情と、使い込むほどに生まれる味わいをお楽しみ頂けます。

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まとめ

世界中から注目を集めているデザイナー深澤直人氏。

HIROSHIMAを始め様々な家具をデザインをし、人々を魅了してきた背景などを解説いたしました。そんな深澤氏のデザインした家具は、FELICE神戸店に展示が数多くございます。ぜひご来店お待ちいたしております。

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