CHORUSシリーズを作った日進木工の「飛騨の匠」
日進木工が日進木工たる所以は、ものづくりの凄さにあります。
それは他社が真似できない木材の審美眼や木工技術などが70年以上も前から受け継がれてきたからです。
しかもそれは単純に同じことを70年続けてやってきたということではなく、「変えるべきものと、変えてはいけないものの双方を追求」してきたからこそ言えることだと思います。
そんな日進木工の大事にしてきた普遍的な考えをご説明します。
1、飛騨の系譜
1300年前よりつづく「飛騨の匠」の伝統。
飛騨高山の職人にしかつくれない家具。
飛騨高山で家具をつくることは、職人にとって特別な意味をもちます。それはこの土地が、家具づくりのなかでもいちばん難しいとされる「脚もの」の産地であり、この土地で働く職人たちが、「飛騨の匠」の伝統を受け継いでいるからです。
飛騨の匠は1300年前より都に上り、以来500年間、平安京や平城京、法隆寺や東大寺など造都・造宮に従事してきました。長い年月をかけて培われた高度な技術と深い木材知識、繊細で優美なデザインへの造詣がまさに歴史を感じさせます。それらはこの飛騨高山という土地にしっかりと受け継がれ、町家や高山祭の屋台、春慶塗などの匠文化、ひいては日進木工のアイデンティティとして定着しました。
「飛騨職人の技を学びたい」志ある若者が今日も全国各地から集まってきます。
飛騨の家具。それは単なるブランドではなく、代々続く伝統であり、技術と美意識の粋であり、飛騨職人の誇りとなっています、そういった志しでで日進木工の職人たちは家具作りをしております。
2、軽く、強く(Light and Strong)
毎日つかうものだから。 長年つかうものだから。
職人はできるかぎり “軽く、強く”を意識する。
どれも同じに見える丸太のなかから、良木だけを選定して買い付ける。この良木を選定することこそがとても難しい目利きの技術でもあります。鋭い選定眼をもった経験豊富なバイヤーがたくさんの木材のなかから状態の良い闊葉樹(広葉樹)だけを見極めて、なら材、ブナ材、ブラックウォールナット材を中心に、丸太の状態で仕入れます。仕入れた木材は乾燥した上で製品の部材に応じた寸法にカット(木取り)し、適材適所に仕分けしていきます。
日進木工では卸問屋にも負けないほどの木材を自社で管理しながら、1年間の天然乾燥を施していきます。日進木工の考える家具づくりの土台は、木材の選定と乾燥にあります。揺るぎない土台があるから次の作業が生きる。それをちゃんと理解しているからこそ日進木工では外せない工程でもあります。
工場に入ると響いてくるのは木材を削る音。機械に精度を与え、美しい曲線を生み出すのは、職人の経験と感性で作り上げています。この場所で、若手の職人たちが日々、木材とともに自分の技術を磨いています。細くとも強く、造形的にも美しい家具は、何世代、何百年と受け継いできた伝統の技の先に生まれてくるのです。
自社独自の耐衝撃性試験
この試験では60kgの重りを乗せ、JIS(日本工業規格)のレギュレーションより厳しい、自社独自の耐衝撃性試験に耐えるテストを行っております。
厳しい試験にパスできたものしか製品化しない。だからこそ、10年もの長い保証期間を設けられるのです。それが日進木工のつくる家具。目指すものづくりの姿です。
3、シンプルでモダン(Simple & Modern)
一生の暮らしを 想像しながら選んでほしい。
日本人の生活に馴染む シンプル・モダン。
日進木工の考えるインテリアの主役は家具ではなく、「人」です。
家具が自己主張する空間ではなく、人が心地よく過ごせる空間をつくりたい。伝統の技術を生かしながらも、現代の暮らしにマッチした家具をつくりたい。それが創業以来、一貫して掲げてきたコンセプトとなります。
だから日進木工のつくる家具はすべてシンプルでモダンです。まさに引き算のデザインです。特にダイニングチェアは部屋の中心にあり、朝、昼、晩と動かすので、軽くて丈夫なことに加え、どこから見ても無駄のない美しさを備えています。
細く柔らかなライン。ベーシックな色。
機能性。耐久性。
そこには、人々の目を奪うような驚きや奇抜さはありません。けれどシンプル・モダンであることこそが日本人の美意識と生活習慣にいちばん馴染むはず。
一時の興味ではなく、一生の暮らしを想像しながら選んでほしい。日進木工のデザインには、そんな思いが込められています。
まとめ
日進木工では、1300年前より受け継ぐ「飛騨の匠の技」を飛騨地方の地域資源のとらえて、創業以来もその技術と伝統をずっと引き継いできました。その結果普遍的な日進木工たる所以の技術が出来上がった背景があり、今後もその伝統を引き継いでいきます。
是非ともその伝統を体現したCHORUSをお試しください。
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