日本の木製家具メーカーであるカリモクが2009年に設立したKarimoku New Standardは、先進的なアイデアと優れた製造技術を融合したブランドです。
その背景にはどのような生い立ちや歴史があるのでしょうか?
今回はそちらより深堀していきたいと思います。
KARIMOKU NEW STANDARD(KNS)の取り組みの原点は「持続可能性に配慮した木材の活用」
「先進的なアイデアと優れた製造技術を融合したコレクション」と、
「持続可能性に配慮した木材の活用」です。
それはつまり、本来の価値に比べてあまり有効な利用がされてこなかった日本の広葉樹の小径木を積極的に使用し、木材の価値の再発見、更にはサステナブルな活用を行うということです。
カリモクニュースタンダードで使われているのは価値が低いとみなされ、有効活用がされていなかった小径木です。日本の森の多くは昔から人の手が加わり、人の暮らしと共生関係にあった背景があります。
森の健康状態を保つ為には手入れが必要と考え、森林を計画的に抜粋し、今までは社会の流れから有効で工業的な活用がされていませんでしたが、地域資源を活かすことにより、地域の活性化にも繋がっています。
取り組む上で必要な「先進的なアイデアと優れた製造技術を融合したコレクション」
「本当にいい家具」を語る上で必要になるのは先進的なアイデア・デザインと技術なのではないでしょうか。カリモクニュースタンダードのコンセプトとして掲げている「家具に新しいスタンダードを作り出す」という思いが込められているのも、まさにこの「アイデア」と「技術」がどう融合するかで発揮されるのではないかと思います。
・技術面では今までの歴史や伝統技術を培ってきたカリモク家具の職人。
・デザイン面では世界的にも注目を集めている若いデザイナーの斬新なアイデアや革新的なパワー。
この2つを融合させて両者のいいところを見つけ1つにしていこうとしたのが始まりでした。
カリモク家具的にも・デザイナー的にも斬新な方向性でもあった「コントラクト」の進出
今まで一般のお客様向けにメインで製造をしてきたカリモク家具の製品ですが、職人の匠な技術は世界中でも知られていました。
そこで発表したカリモクニュースタンダードのコントラクトの進出は国内外のデザイナーにとっても斬新なアイデアでした。
なぜかというとカリモク家具が今まで作っていた家庭用家具の品質をそのままオフィスや施設などに持ち込む、つまり木工加工の美しさと品質をオフィス環境に持ち込むことに可能性はあるのではないかとデザイナー自身も感じていたからです。
通常ですと、そこまで使用されない木工加工の家具等をオフィスや空港や作業環境スペースなどにどう溶け込ませるのか、そのような大きな課題がデザイナー達にも降りかかってきました。そこで定義したのが、マイクロアーキテクチャーという設置するだけで、エリアを区切ることができるようなデザインだったりと様々な工夫を施してデザインを始めていきました。
実際にプロジェクトごとにどのような技術や素材を使うかはパートナーによって異なります。したがってレーベルやプロジェクトによって新しい生産の仕方が生まれるのがデザイナーとしての醍醐味だと語っています。
まとめ
カリモクニュースタンダードの歴史・生い立ちのご紹介でした。
カリモクの高度な木工技術による高品質なものづくりとデザイナーの斬新なアイデアを融合して創られるKNSのプロダクト。
そうしたKNSプロダクトのデザインや開発プロセスを、KNSに参加するデザイナーがどのような想いで取り掛かっているかをご紹介いたしました。
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