マルニ木工のものづくりについて
MARUNI COLLECTION を発表したマルニ木工は1928年創業した広島郊外にある木工家具メーカーです。
1928年創業当初から掲げていた マルニ木工の想いでもある「工芸の工業化」というものを進めてきました。それは職人と機械の分業による工業生産を仕組み化することでありました。
当時、家具は職人の手による工芸品で、とても高価なものでしたがエ程を工業化することで価格を下げ、より多くの人に良い商品を届けて日本の生活文化を高めたい。その志から「エ芸の工業化」をモットーに技術難易度の高い木材の曲げ技術を確立し、分業化による家具の工業生産を目指しました。
その後も木材の人工乾燥など新技術の開発に成功し、「技術のマルニ」の礎を築きました。
そんなマルニ木工の工場では、材料の選別から部品加工、組み立てや塗装・張りなど、木工家具生産に関わる全ての工程を一貫して行っています。
「木と向き合う」「二度と同じ木目に出会えない」「みんなその気持ちよさを知っている」
そんな木の特徴を知り尽くした職人たちが、独自の感性と長年の経験で培われた技術・技能を生かし、長く使っていただける家具をつくっています。
ここではその技術や職人のお仕事をご紹介したいと思います。
職人と機械の分業により工業生産を行う、モノづくりのスペシャリスト
板材の購買・管理
マルニ木工は管理された木材の量を購買し、長年使っても劣化したいように乾燥を行い、管理していきます。その中で様々なパーツで使われる木材なども選別して行っております。
木取(木材横切り)
乾燥させ、準備ができた木材をそれぞれの家具に分けて切っていきます。横切りでは縦方向(巾方向)にカットし、節、割れ、腐れなどの欠点を取り除きます。
木取(組み合わせ)
木取(きどり)とは、丸太や大きな塊の木を、使う目的に適した大きさに製材することです。木取や加工をするには、それぞれの木目や材質を合わせなければならないため、木に関する深い知識と長年の勘を必要とします。
機械加工
機械によって、複雑で美しいデザインを安定した品質で加工します。刃物の角度や速度を少しずつ変えながら削っていきます。
仕上(組み立て)
機械で出来上がった型を組み立て、それぞれの家具の原形が出来上がり、ここからの工程で職人が仕上げを始めます。
仕上(仕上磨き)
組み立てが仕上がり、木目や経年変化を考慮し、座りやすく仕上げるように磨きを入れます。 入念な磨きを繰り返しながら一枚ずつ丁寧に仕上げています。
塗装
この塗装の工程を経ることによって 塗装面はウレタン樹脂でコーティングされるため、汚れやキズがつきにくく日々のお手入れも簡単です。さらに長年使われていて、経年変化を起こしてもさらにその家具に味が出るようになります。
裁断
縫製
ここでチェア・テーブル・ソファなど様々な大きさの張地の生地が必要になってくるため、それを分けてさらに形を作っていく工程となります。しっかりと綺麗に貼れるように 縫製していきます。
張り・荷造
最後に出来上がった生地を家具に張り、完成となります。
ここでお客様のお手元にしっかりと届くように荷造りをし、発送する準備を整えております。
まとめ
マルニ木工のものづくりを担っている匠の技術の職人のご紹介でした。
1928年より続くマルニ木工の生産の技術を知って頂けたら幸いです。
FELICEのリアルショップでは、ここでは語り切れないストーリーを皆様にお伝えいたしております。新築やリノベーション、コントラクト案件まで、コーディネートのご相談も承っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。
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